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3月22日、奥さんと京都をぶらぶら歩いていたら、あるお店のウインドーでこんなのを見つけた。二条御幸町あたり。森英二郎さんが絵を描いて、私がデザインした「プレイガイドジャーナル」の表紙。ロゴのレタリングも私。右の人物は、若き日の井筒和幸監督である。左の温泉浴女の絵は、どうしてこんな表紙にしたのか思い出せない。

 

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「TIME」最新3月14日号の表紙。トランプの大きな顔に五つのチェック枠。
左からbully(乱暴者)、showman(ショーマン)、party crasher(パーティこわし)、demagogue(煽動政治家)、最後の欄のthe 45th President of the United States(第45代合衆国大統領)はチェックなしの空欄。グラフィックなアイデアが面白い。

 

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あの五人組は結局もどってきた。おどかされたりすかされたりしたのか。とんでもない大物がでてきて説得されたのか。出て行った四人はつらかっただろう。いつか彼らが自由に発言できるようになったとき、真実が語られるのか。時の首相がコメントするようなことではない。かれらが戻ってよかったと祝福する。新しい仕事の展開をもとめる者をしばりつけてとどめてしまうことを祝うのか。それは、こんなことをするとろくなことにならないと、国民にいいたいからなのか。この騒動をすぐに分析した東京新聞。元「都新聞」だもの。

 

1月21日の東京新聞朝刊「こちら特報部」の五人についての記事。

 

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今年の年賀状も、去年につづいて伊野孝行さんに絵を描いてもらった。ハンモックで本を読んでいて居眠りしてしまったサルと、スマホに夢中になっているサルたち。

 

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先日、編集者の友人K氏から、私のこのブログについてお小言をもらった。ときどき書くのではよくない。短くてもよいから、きちんと毎週決まった曜日に出しなさい。そうです。しかし、毎週はとても無理だから、以前のようにせめて月二回、それで日にちをきめよう。とはいえ、こうしてさぼっている間にまた書くことがたまってきた。その後も、指圧の先生と「文字の食卓」の正木香子さんから「まだですか」と問い合わせをうけてしまった。

 

最初の頃のブログをあらためて見たら、あっさりとして短い。いつから長くなったのだろうか。長くなるから時間がかかる。

 

このブログの一回目に紹介した、羽良多平吉さんのデザインの『リリイのおくりもの』(1974年刊。羽良多さんは、ご自身でこれが最初に作った本だと「イラストレーション・セミナー 第一回」でおっしゃっていたが、1973年に『狼藉集』草森紳一著の装幀をしておられる。)を見つけてきた、タイガーブックス店主の笠井優さんが亡くなった。53歳。脳出血。タイガーブックスは、私の早稲田の仕事場の近所にある、ブック・カフェCat’s Cradleの店内の片隅に、彼が作った極小の古書店である。ここで佐野繁次郎や花森安治の装幀本をたくさん手にいれることができた。ほかにも、私が好きな装幀者の本を探してきてくれた。このブログで、彼が見つけた小さな宝石のような本のことを書いているが、まだまだ紹介する本がいっぱい残っている。合掌。

 

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ついに10月は、このブログを一度も更新できなかった。当初、月二回をめざしていたのが、だんだんと月一回ペースになり、一年半の先月はゼロ。もたもたしているうちに自宅で使っているMacBookがこわれてしまった。液晶画面がだめになっただけで、データは大丈夫なようだが、こいつがないと家でブログが書けない。手書きで原稿が出来ない。キーボードでないと長い原稿が書けない。日記やアイデアのノートはペンである。メモ程度だからそれは苦にならない。iPhoneでテキスト作りを試したが、まどろこしくてあきらめた。
伊野君は週一回、火曜日に更新をつづけている。みならいたい。彼のブログ精神は「とりあえず更新することだけが目的のブログです」。それでも毎回ちゃんとおもしろい。とてもかなわないが、目標は彼だ。みなさん、伊野君のブログを毎週見てる?

 

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大阪の実家の片付けをしていたら、前回に書いた75年のロス・アンジェルスからバークレーまで、I君こと石田長生君と砂川正和君と私の三人の珍道中の写真を見つけた。往路か戻りかわからない。休憩途中の町だ。L.A.とS.F.の間は、5号線で一本道。これはモントレーあたりだったかもしれない。私のポンコツのシェヴィがオーバーヒートしないように、木陰でボンネットをあけてエンジンを冷やしている。三人並んでいるのは、左から私、砂川君、石田君。この写真は誰に撮ってもらったのだろうか。車を止めたところにいた町の人だろうか。覚えていない。私が地図をひらいて、その場所を指差している。こんな写真ではどこだかわからない。

 

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7月8日、長年会っていなかった古い友人で、ギタリストのI君が亡くなった。食道がん。1975年、私が住んでいたロス・アンジェルスのアパートにやってきた。ウィリー・ミッチェルやアル・グリーンのHi Soundに憧れて、メンフィスへ単身で修行に行く前にしばらく泊まっていった。メンフィスでは、アン・ピープルズとドン・ブライアント夫妻の知己を得た。70年代から80年代にかけて親しかった友人である。私より3歳下。

 

私の運転するオンボロのシボレー・シェヴィ(60年代に、アメリカがコンパクトカーを作った頃の車。デザインを調べたら、多分シェヴィII  ノバSS 1966)で、彼とともにサンフランシスコの対岸のバークレーへ行った。今は亡き砂川正和君も一緒だった。免許を取ったばかりで、初めての長距離ドライブ。大阪の雑誌の「プレイガイドジャーナル」が組んだツアーで、夏休みだから部屋があいているUCバークレー校のドミトリーに知り合いがたくさん泊まっていた。そこでうちの奥さんに初めて会った。彼女は、私の友人の女性にさそわれてこのツアーに参加していた。

 

南條竹則さんから、ご自身が書いた『吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝』を送っていただいた。集英社新書ヴィジュアル版。

 

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『アメリカン・スナイパー』クリント・イーストウッド監督/2014年

 

新宿へ出たついでに見に行く。初日なんて何十年ぶりだろうか。DVDばかりで、年に一度ぐらいしか映画館に行かない情けない映画好き(と言えるか)だが、この映画は劇場で見たかった。とか言いつつ、映画館でのクリント・イーストウッドの新作はずっと見逃してばかり。

 

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2月も更新は1回だけで終わり3月になった。このブログは、なんだか雑誌みたいになってしまう。ついつい話題をたくさん入れてしまう。今回も長くなった。これでも省いた話がある。次からはもっとシンプルに心がけよう。

 

「本の雑誌」の連載は3回目。新書の帯のことを書いています。3月10日頃発売の4月号にも新書のつづきの話。

 

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